ISO 50001 認証件数でダントツ首位を走るドイツ、その背景には「ドイツ連邦環境庁(UmweltBundesAmt=UBA) による堅実な政策施行」の事実を認識する必要があります。

EnMS-Docは、グローバル視点なしでは語れない「持続可能な事業展開」を後押しするISO 50001 国際規格が生み出す利点をなかなか活用しきれない日本国内のエネルギーユーザへ、参考としてドイツ連邦環境庁がドイツ国内のみならず欧州そして世界へ発信するメッセージを紹介したいと思います。 どのようにドイツが環境およびエネルギーパフォーマンス改善へ取組み、どのように一般市民へコミュニケーションし、政府・一般市民とのチームワークを重視する姿勢は、ISO 50001 認証を押し付ける意図が全くない中、ドイツのエネルギーユーザがISO 50001 認証へ動く理由が見えてきます。

その大きな要因には、ドイツのエネルギーユーザが事業をすすめる上で、グローバル志向の重要性を自覚し、今、実際に起こっている身の回りの事象および活動がもはや自己利益を目的とした戦略では成り立たないことをいち早く認識していることにあることがわかります。筆者は、とくにドイツエネルギーユーザの意見を聞きながら述べているのではありません。ドイツ連邦環境庁(以降「UBA」)が発信するメッセージの内容が、一般市民が持続可能な社会の重要性を認識していることをベースに書かれているところに注目しています。

以下は、ドイツ連邦環境庁(UmweltBundesAmt=UBA)のホームページを日本語で紹介します。
UBA 「Get to know us」ページより引用)
(日本語訳はEnMS-Doc アソシエーツが実施し、訳の精度について、UBA は一切責任を負いません = Umweltbundesamt for accuracy of the translation is not responsible)  

ドイツ連邦環境庁(UmweltBundesAmt=UBA)を認識いただくページ

活動主旨と組織

更新日: 2013年1月22日

私たちと役割について

「私たちの環境のため」がドイツ連邦環境庁(UmweltBundesAmt=UBA)のミッションです。1974年に設立されたUBAは環境に関するドイツの中央統合機関です。法令に沿った主な活動は:

  • 科学的支援を連邦政府に提供する(例:環境、健康、研究、交通・建設・都市開発各連邦省)
  • 環境法の施行(例:排出権取引、化学品、薬品取扱権限、植物保護責任)
  • 環境保護に関する情報公開

明日の問題を今日特定する。UBAは、自らを「人類およびその環境に潜在する有害な影響要因を早い段階でタイムリーに検出し、関連リスクを分析し、実現可能な解決案の提言する警告システム」と認識しています。
それには、ドイツ内外の研究プロジェクトを研究機関に委託するだけでなく、庁管轄内研究所でUBAの専門家による自らの研究も実施しています。
UBAは、その研究活動に厳しい学際的アプローチを取り入れています。例えば、経済学者、科学者、生物学者または法律家が共に仕事をして環境問題の解決に取り組みます。それにより、UBAは、スタッフの高度な関わりあいと動機を原動力に幅広いトピックや分野をカバーします。そして、世界保健機関(WHO)を含めた様々な国際機関とのドイツを代表するコンタクトポイントおよびパートナーとして活動しています。

UBA組織と部門タスク

UBAは、5部門と管理部門に分かれています。総勢約1,500名の職員が13拠点にまたがって活動を展開しています。13拠点の内、7拠点がUBAの空気計測センターです。Dessau-Roslau(デッサウ=ロスラウ)市に位置するUBA本部に900名が勤務しています。

 

Dessau-Roslau(デッサウ=ロスラウ)市のUBA本部ビルバーチャルツアーお誘い

実際に訪問いただくのはもちろんですが、UBA は、Dessau-Roslau(デッサウ=ロスラウ)市にあるUBA本部ビルのバーチャルツアーにご招待します。
ドイツでも話題になっている環境技術を駆使した本ビルを外部、内部から探検するには、バーチャルウォークの位置を決め、そこからすばらしいパノラマビューをご覧いただけます。ホールにある案内サービスからオーディトリアムなどズームインで見たいものを目の前にもってくることができます。アトリウムでは、水盤と橋に出会います。外に出ると建物の外観および形状をわかりやすく見ることができます。正門には「Wörlitzer Bahnhof」(ヴェーリッツ駅)名があります。実はこの建物はかつて鉄道の駅をUBAが再利用しているのです。
バーチャルツアーはこちらから。
また「写真で見るベルリン」サイト、「Berlink」がベルリンを歩くブログで建物の新発見としてハットン調査団による本ビルの内容を興味を引くように紹介しています。ご興味ある方はこちらからご覧下さい。

連邦環境庁の歴史をバーチャルの旅でご案内

連邦環境庁の歴史をバーチャルの旅で、1974年から2010年までの環境問題の推移をおもしろく紹介しています。(ドイツ語版ですが、ドイツ語がわからなくてもほとんど理解できます)どんな環境問題に直面したか、どんな環境汚染事故があったか、どのように対策が打たれたか、などなど、わすれかけた事項を思い出させてくれます。
「人間と環境のため」歴史の旅を訪問(ドイツ語版ですが、ドイツ語がわからなくてもほとんど理解できます)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



私たちの使命 #1

ISO 50001 に適合するドキュメントやサービスの提供

私たちの使命 #2

ISO 50001 に適合する EnMSに係っておられる組織や個人の方々とのつながりを広め、活発なEnMS運用を促進する


開設された「シンガポール」ページ
訪問


「マレーシア」ページ訪問


マレーシアにおける EnMS 事業パートナー


各種マネジメントシステムを専門とするシンガポール EnMS 事業パートナー


M&V (計測と評価)を促進するために、指定された国において TEAM 社のenergy services partner を担っています。


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サスティナビリティ事業分野において日本市場に興味をもつ外資系企業と日系企業との長期戦略的な事業展開とパートナーシップ組むことを支援をする会社と協働しています。


英国を代表する EnMS ソリューションソフトウェアに注目しています。


オープンソースによる低価格ペーパレスEnMS管理ツールは便利です。


ISO 関連の勉強をさせていただいています。


中尾優作氏よりリアルタイムな情報をいただいています。


SEAI を通して、サスティナビリティへ進化するアイルランドの積極的な動きを見守っています。


USCEEMが推進しているSEPプログラムの動向を注意深く追っています。


CEMが導入したGSEPの動向に注意を払っています。


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